ブログ

HOME

>

ブログ

>

ブログ(詳細)

2026.10.10

エッセイ

「無財の七施」

「無財の七施」

 

経営コンサルタントの養成学校に通っていた時、

自分では「禅宗」関係の著書を買って読んでいた。

 

と言うのは、「禅宗」は

「如何にして力強く生きるか」ということを教える

と聞いたからだった。

 

いろんな言葉に出会いましたが、

意外に簡単で難しいのが「無財の七施」だと思っている。

 

・眼施(げんせ):優しい眼差しで人に接すること

・和顔悦色施(わげんえつじきせ):穏やかな笑顔で人に接すること

・言辞施(ごんじせ):思いやりのある言葉をかけること

・身施(しんせ):身体を使って奉仕すること(手助けなど)

・心施(しんせ/しんりょせ):他者を思いやり、心を配ること

・床座施(しょうざせ):席や場所を譲ること

・房舎施(ぼうしゃせ):家や場所を提供し、安心できる空間を与えること

の七つの布施。

 

AIで検索すると

仏教の布施(ふせ)は「分け隔てなく与える」行いを意味します。

その中でも無財の七施は、財産がなくても実践できる思いやりの実践

として説かれています。

とあった。

 

「無財の七施」をワーディングすると

やさしい眼差しで穏やかな笑顔で人に接して思いやりのある言葉をかける

そして、手助けなどで奉仕し他者を思いやる気配りをして

席や場所を譲り家や場所を提供し、安心できる空間を与える

という風につなげることができるのだ。

 

要約すると「心掛け」があり「行動」があり

最後に「与える」という流れになっている。

 

これらは、誰でも日常の中で実践でき、

周囲の人々を和ませ、

自らの心も豊かにする

行いとされていますとあった。

 

出展は『雑宝蔵経』との事。

 

しかし、現実の社会を見ると

「ハイエナ」のように弱いところに群がるような

「Take&Take」の「自分」ばかりの状況が多く

「Give&Take」という状況とは程遠く

さらに、故船井先生は「Give&Giveの精神」とおっしゃたが

これには「はるか遠くの世界」の話に聞こえる位だ。

 

「井戸端会議」と言いますが、街の人たちの話題は

「噂話」「病気の話」「食べ物の話」・・

という具合だが、例えば、「食べ物の話」でも

「ちょっと、聞いた・・」から始まり

どこの店が旨いとか不味い

という具合で品評会的なことが多いのだ。

 

とても「無財の七施」の世界とは程遠い状況で、

この一般的な状況がビジネスの世界にも影響して

「談合」や「収賄」「詐欺」「偽装」・・

などが横行している。

 

私も聖人君子ではないので、

とても「Give&Giveの精神」にはなれず

辛うじて「Give&Take」的に活動している

という状況。

 

しかし「衣食足りて礼節を知る」というが、

相談役になってから、

会社からも僅かに給料を頂き、その上、年金を頂いており

一人暮らしなので困る状況ではなくなっているので

余り「欲」をかかずに

数少なくなった私のお客様に改善提案したり

土日には「房舎施」で老人会に事務所を提供して

「身施」「心施」で茶菓子の提供などをして

少しずつ「無財の七施」に近づきつつあるのも事実。

 

この老人会は事務所のあるマンションの自治会の活動だったが

コロナ禍で活動中止になった時に

有志の方から「何かできないか」と相談されて

会場を探したが利用停止だったので万策尽きたが

思い切って、事務所をレイアウト変更して集会できるスペースを空け

作業テーブルを兼ねた両肘が可動する最大6人掛けの物を購入し

普段は社内の打ち合わせなどに活用している

という状況。

 

すなわち、「房舎施」で会場提供しているが、自社にも役立っており

「身施」「心施」でお茶菓子のお世話をしているが

これも普段は絶対買わない物なので、購入の幅を広げ

買いに行くことで「運動」にもなり

「お茶会」で皆さんとゲームしながらワイワイして「会話」にもなる

という具合に「メリット」も生まれているのだ。

 

ほんの少しだが「無財の七施」を実践できるようになり

これを長く続けられるように「健康」にも気配りして

「百歳現役」を目指したいと思っている。

一覧に戻る

© 2021 有限会社エー・エム・アイ