2026.09.09
エッセイ
「一鍬一鍬」
32年前、サラリーマン時代に
自費で船井総研の客員経営コンサルタント養成学校に通って
コンサルタントになる勉強していた。
この時に「禅」に興味をもち関連する本を読んでいた中に
「一日不作、一日不食」
「動中の工夫、静中に勝ること百千億倍」
などの混じって
「一鍬一鍬」
があった。
江戸時代、臨済宗円覚寺の鈴木正三が
一鍬ごとに仏道を行うという趣旨で農作業を説いた
とのことで「座禅」で思案するのも大切だが
「作務」をして実りあることをすることが大切
という教えだった。
「一鍬」を「一日」と置き換えると
「一日一日」
であり、その積み重ねで進化して行くともなる。
また、「一歩」と置き換えると
どんな事でも踏み出さない限り前へ進まない
ということになり
「あれこれと思案」して迷っていると
チャンスを逃すともなる。
「一歩」も「一日」も大切。
例えば、得体の知れないような難儀になっても
どれから手をつけようかと思案するよりも
手のつく事から始めると解決に向かう
ということになるのだ。
「一歩」は「今」という瞬間であり
「一日」は「今日」という意味であり、
いずれも「而今」という意味になる。
故船井先生は
「福の神様に後ろ髪がない」
とおっしゃって、
「チャンスが来たら何かアクションせよ」
と教えてくださった。
例えば、インターネット時代なのでいろんな情報が飛び交っているが
その「情報」も見ただけではアッと言う間に通り過ぎてしまい
次に探そうとしても、なかなか見つからない
ということになるので
URLやタイトルだけでもメモしておく
ということがポイントなのだ。
つまり、「今」という一瞬の行動姿勢によるのだ。
そして、「凡事一流」というように
習慣として積み重ねることで上達する
ということに繋がる。
「凡事」は、日常的な物事という意味だが
それを「継続」することで上達して「経験値」が高まり
「継続は力なり」となる。
よく「三日坊主」というが
何かを始めるがすぐにやめる
ということになりやすいのだ。
故船井先生は「3回安定10回固定」と法則化されて
最初の3回でリズムを作り、勢いをつけて流れをつけて10回を目指す
とおっしゃっていたが、
「効用逓減の法則」でもあるように
3回目くらいになると「伸びしろ」がなくなり行き詰まる
ということになりかねないのだ。
つまり、3回でリズムを掴むことがポイントであり
リズムを維持する為に「一鍬一鍬」の精神で繰り返す
ことで積み重ね効果で経験値が高まり自分なりの「コツ」が出来る
という構図になる。
この「コツ」が重要であり、大袈裟なものではなく
「凡事徹底」というが「凡事」として反復する持続力になり
「着実・前向き・具体的」に「一鍬一鍬」を進める
ということになるのだ。
ホンマ、「一鍬一鍬」だ。
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