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2026.09.04

エッセイ

「一樹百穫」

「一樹百穫」

 

人材育成の格言に「一樹百穫」がある。

 

野菜などは種を植えてから実になるまで1年かからないが

収穫すると次の為にまた種を蒔く必要がある。

 

一方、樹木は実がなるまで数年以上かかるが

一度に沢山の実をつけて、しかも、毎年、実をつける。

 

この相違を人材育成に当て嵌めたのが「一樹百穫」。

 

つまり、人を育てるにも時間がかかるが、

「一人前」と呼ばれる域になると大きな成果や利益を産み出す

ということである。

 

最近は、ローコスト・オペレーションが叫ばれて

単純な作業ではアルバイトやパートを雇う傾向があるが、

このアルバイトやパートの方が長期間勤務してくれると

その仕事の専門家になってワンランク上の仕事になり

お互いに条件が合うと正社員になるケースが出ている。

 

もちろん、「人」なので「イノベータ理論」が働き

アルバイトやパート要員であっても

極少数だが意欲的な人材が潜在する可能性がある。

 

また、仕事に積極的な方が約2割いる可能性があるのだ。

 

現状は「求人難」で困っている中小零細企業が多いが

パートやアルバイトの求人市場の相場より少し高く募集すると

条件に惹かれて応募が集まり易い、

そして、パートやアルバイトの応募者に若い人が多い

という特性を生かして意欲的や積極的な方を見出す

という図式で成功している事例がある。

 

京セラの稲森さんは

人には共通の財産として、同じ時間と能力があり

「考え方」は-1から1まで幅があるので「前向き」にして

「仕掛け」や「パートナー」を駆使するようになると

大きな成果を産み出す「人財」になる

とおっしゃっている。

 

「考え方」≒「情熱」とするば、

仕事を習熟して、その知見から他人を指導する「情熱」が生まれ

前向きなリーダーシップを発揮するのだ。

 

もちろん、リーダーとしての「人格」が必要だが

・方向性を示す能力(ビジョン提示)

・人を巻き込む能力(動機づけ)

・困難を乗り越える能力(問題解決・変革推進)

の3大能力を兼ね備える事が必須である。

 

ローレベルで働く人も大切だが、置換は容易なのだが

ランクアップする程に職務能力が身について

他人をリードして仕事をこなすようになると

ランクアップの姿勢(情熱)が必然的に強くなり

「人材」化して、さらには「人財」と育つのだ。

 

つまり、能力によるが

「視点」・・目先のこと

「視野」・・周囲を見渡す

「視座」・・効率化や変革

とランクアップするのだが、

長い間、黙々と作業する人にも内心では改善や改革の心があり

「こうしたら・・」と提案する風土づくり

から始める事がポイントであり、

その中から、「有言実行」の人が生まれて人材や人財になる。

 

「求人難」な時代と嘆いてばかりでは前向かないので、

パート・アルバイトの採用から着手して、

採用した方々の能力を高め、同時に情熱を引き出す

という構図なのだ。

 

「一樹百穫」という格言のように

若い人材を育成して大きな成果を挙げるように育成するのだが

周囲が嫉妬して折角の「若い芽」を摘んでしまう

とならないように配慮する事が大切なのだ。

 

つまり、「玉石混淆」な状態にならないように

個人的な成功体験では、

全く別の場所で、完全に任せるようにして

成功した事例があるので

この視点をお薦めしたいと思っている。

 

「着実・前向き・具体的」の3要素と言っているが

潜在能力に溢れる若いパワーをシンプルな仕掛けで実践して

組織の活性化や繁栄を引き出して頂きたいと思っている。

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