2026.08.07
エッセイ
「専門サービス業」
いろんな物がドンドン進化している。
例えば、国民車ブームのキッカケをつくった
スバル360(‘58年)は2ドアで狭い室内だったが、
今や軽自動車は660ccにエンジンがパワーアップして
ワンボックス型が普及して4人なら広々としており
さらにEV化しようとしている状況である。
コンピュータも同じで
バッチ処理主体のコンピュータから
オンライン処理ができるようになり
さらに、パソコンが出てクライアント・サーバー型の処理になり
今やクラウド型の処理が多くなっている。
クラウド型もスマホが進化して
いろんなアプリが出ている状況であり、
さらにAIが普及している時代になっている。
また、進化のスピードが格段に速くなっており
バッチ処理の時代が長く続き、
オンライン処理の期間は20年程度だったが
クライアント・サーバー型はLANの発展で10年程であり
クラウド型の普及スピードはさらに速くなっている。
このように、コンピュータで見ると
当初は大手企業が導入するだけの「高嶺の花」だったが、
オフコンが出て中小企業にも普及して、
パソコンが出て個人需用の時代になり
さらに、スマホが出現して子供まで使う時代になっている。
しかし、ビジネスの世界では、「専門サービス」があり
例えば、「士業」と呼ばれる分野で資格を得たから開業する
というケースでは「AI」が普及しているので
単に「相談」に乗るだけでは難しくなっているのだ。
例えば、「社労士」という資格があり「人事」の専門家だが
「給与」や「社会保険」は業務ソフトで十分に賄えるので
企業との顧問契約で参入するのは難しくなっており、
厚労省が出す「働き方改革」などの政策推進の「助成金」を
告知して申請代行しているケースが多くなっている。
同じように、「中小企業診断士」も同じように
経産省が出す「近代化」の諸策を提案して「補助金」申請を
代行するケースが出ている。
確かに、「助成金」や「補助金」で企業体質が向上するが、
それが「目的」であっては「本末転倒」なのだ。
よく「伴走型支援」という言葉を使うが
・対象者に寄り添い、関係性を重視して支える支援方法
・課題の発見・整理から、解決策の実行・振り返りまで継続的に関与する支援
・支援のゴールは、支援を受ける側が自立して動ける「自走」状態になること
という要素がポイントとAIの回答である。
つまり、「士業」の本来の姿は「伴走型支援」が望ましいと思うが
その領域に達する方は非常に少ないようである。
私は船井総研の「客員経営コンサルタント」という資格を得て
‘95年に経営コンサルタントを目指し創業した。
「中小企業診断士」は国家資格だが、
私が得たのは「客員経営コンサルタント」という私的資格で
「船井流」を名乗れることが唯一の武器にスタートしたが
何ができるかが明確ではなかったのだ。
しかし、「運」よく友人が
「PL法セミナーを手伝わないか」
と言ってくれて
その参加者をフォローする中から
「あなたに頼みたい」
という電話が来て企業診断させてもらった。
提案の骨子は「情報を制する者が市場を制する」で
当時、企業なら100%普及のFaxを使うマーケティングを提案し
最終ゴールを「代理店網」の形成とする「構図」を提案した。
Faxでメーカーからダイレクトに情報を伝達する威力は大きく
従来、「メーカー」⇒「卸」⇒「販売店」⇒「ユーザー」と
末端まで「情報」が届くまで半年位かかる業界だったが
瞬時に「ユーザー」から反応があり、
「販売店」や「卸」を通して販売したので摩擦もなく
即効果を出すことが出来たという事例になった。
この事例は他の業界でもヒットしたが、
時代がFaxからメールやインターネットに変わり
「迷惑Fax」が叫ばれるようになり
既存客への情報発信に限られるようになった。
それでも「付加価値のU字曲線」に従って
単なる物販ではなく「加工サービス」などにシフトして
企業体質転換に貢献するようになったのだ。
「専門サービス」の領域では「伴走型」が大きな課題だが、
弊社の場合、「情報」発信を通じて企業体質の転換に貢献している
というのが当社の現状である。
「専門サービス」を目指す方は自社の経営安定を目指して
「伴走型支援」ができるように一点突破を目指して頂ければ
と思っている。
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