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2026.08.03

エッセイ

「認知症」

「認知症」

 

私は2020年にコロナで「非接触」が叫ばれた頃から

事務所のあるマンションの老人会に

土日の午後、事務所を提供して茶話会を開いて

6年が経過しました。

 

キッカケは自治会や管理組合も活動自粛を叫んでいたので

困った方々がグループ活動を始め、その世話役をしたのです。

 

当初は喫茶店を午後借り切って開催したが、

すぐに閉店になり

老人会の活動が止まったのです。

 

ハタと困ったのですが、

3月に3連休があり、その機会を利用して

事務所のレイアウト変更を行なったのです。

 

事務所は1DKタイプの10坪の部屋を

リノベーションして事務所風にしたものです。

 

そして、一般的な対面に机を並べたレイアウトにして

5人が仕事を出来るようにしていました。

 

その時、それを壁面に向かうように並べると

中央に結構な空間が出来ると閃いて、

息子と2人で行なったのです。

 

案の定、中央に丁度よい広さが出来て

普段は4人掛けの作業テーブルを置き

社内の打ち合わせに活用しています。

 

しかも、両肘を広げると6人掛けになる物でした。

 

それと応接用のテーブルを合わせると10人が集まれたのです。

 

老人会の方々は大変喜んでくれて満席になる程でしたが、

世の中はコロナ禍で外出自粛ムードだったので、

徐々に体調を崩すなどして一人消えが続いたのです。

 

次第に、6人掛けの両端に椅子を置いて8人になり

さらに減って来て現在は6人になっています。

 

この間に世話役として見ていると

徐々に「認知症」が出て来るのが分かるようになったのです。

 

例えば、我がままな性格の方はより酷くなっており、

記憶力の方も危うくなっているのです。

 

私は、世話役として茶菓子などを用意するので、

参加者を確定する必要があるのですが、

当日に再確認しないと危うい方が多くなったのです。

 

現在、参加している方々は

それぞれディサービスを週3日ほど受けておられる方たちですが、

それでも「認知症」が進行しているのです。

 

勿論、お会いする時は普通なので「人格」的な問題はないが

例えば、トランプで遊ぶことが多いのですが、

「7並べ」では1ゲーム約5分で回るのですが、

このゲームでカードを配る役を前回誰だったか分からない

という風に「今」のことが記憶に残らないのです。

 

順番を分かり易くする為に目印を回していますが、

その目印すら回すことを忘れる始末です。

 

勿論、誰が勝ったのかもすぐに忘れています。

 

しかし、「7並べ」で「ババ」のカードを使うケースがあり、

これを上手く使うことで形成が逆転するので、

「他人の不幸」(?)で大笑いする事が楽しいようです。

 

また、旦那さんが長い闘病で亡くなられた方が参加するようになったが

この方は看病に疲れて「うつ」状態になっていて

従来は良くしゃべる方だったが、

問いかけないと話さないという具合になっておられるのです。

 

この方は神経内科に通っておられ

薬ではなかなか症状が好転しなかったが、

参加されるようになって、自分のことを話すようになり

少し快方への希望が見えてきたようです。

 

ともかく、「認知症」が進まないように集まって頂き

その中で「うつ」症状も快方に向かって頂けており

「遣り甲斐」を少し感じています。

 

念の為ですが、私は老人会を開かなくても、

毎日、事務所に出て書斎替わりに過ごしているので、

特別に負担感はないのです。

 

「楽しい時間」を共有して、私も喜んでいる状況です。

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