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2026.07.29

エッセイ

「知恵の蔵」

「知恵の蔵」

 

Facebookを見ていると「致知」に掲載された

稲盛さんの「知恵の蔵」という記事のコピーがあった。

 

思い悩むことがあるが、

なかなか、名案が出ないこともしばしばだが、

それでも真面目にして居れば

暗闇の中に「松明」が灯るように光明が見え

それを信じて「努力」すれば運勢が変わる

という風な意味だった。

 

しかし、「知恵」という泉は経験の積み重ねであり、

知識の積み重ねは「必要」だが「不十分」なのだ。

 

つまり、あれこれを試す努力が必要。

 

例えば、うちの仕事で言えば、

「〇〇」は「△△」の技術が必須だと思い込んでいると

「技術」ばかりを追いかけることになる。

 

しかし、既存の「技術」でカバー出来る物も多い。

 

少し工夫すると「目的」を達成できることもあり、

「応用力」がポイントになる。

 

しかし、この「応用力」は、

結局、どれほど経験を積んだかによるので

普段の努力が重要。

 

「知恵の蔵」という話だが

意外にも思い悩んでいると視野が狭くなって「泥沼」化するが

少し視野や視点・視座を変えると

稲盛さんがいうように「光明」が見えてくる

ということも体験から頷ける。

 

例えば、「文殊の知恵」という言葉があるが

意見の違った人たちと会話する中で「位相差」の中から

ヒントが浮かんでくるが、

そのヒントやアイデアを信じ込んで努力する信念がポイントで

すぐさま開花することは滅多にないのだ。

 

私の仕事で言えば、いろんな種類のお客様と接して

その体験から生まれる「共通項」をルール化できるか否かであり

私の場合、運よくルール化できて今日に至っている。

 

しかし、「位相差」という言葉は、

電気の世界では周期的な波の「タイミングの違い」という事だが

ビジネスの世界でも他業界とのズレを認識して

それを「位相差」として取り入れる事で新しい世界を切り拓く

という事に繋がるケースが多々あるのだ。

 

例えば、「付加価値のU字曲線」があるが、

物販だけでは収益を見込めなくなり付加価値の高い分野へ進出

という大きな課題がある。

 

しかし、付加価値の高い分野は未体験な分野なので

「位相差」として風土の違いを事前に調べる必要。

 

また、人材に関しても、

若い人の持つ価値観は「位相差」と見ることが前提であり、

それは「女性」を採用する場合も同じなのだ。

 

例えば、和歌山の文具店の話だが、

ある時、仕入先から「ウエディング用品」の話が舞い込んだが

男性の店長が「二の足を踏んだ」のだが、

思い切って「朝礼」で意見を訊いたら、

あるパート女性が名乗り出てコーナー担当を引き受けたのだ。

 

どうするのか見守っていたら、

自宅から本物のウエディングドレスやブーケを持参して

コーナーを見事に演出した。

 

このコーナーがヒットして若い女性が口コミで増えて

ファンシー用品などがドンドン売れて地域一番店になり

和歌山なのに新商品が早く紹介されるようになった

という成功物語があった。

 

ホンマ、「文殊の知恵」というが、

他人にはいろんな経験が隠れており

それを引き出せれば「宝」になるという事例だった。

 

一人で悩まずに他人に問いかけて反応を見ることで

「知恵の蔵」が開くことになると信じたい。

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