2026.07.21
エッセイ
「忙中有閑」
昔から仕事は「忙しい人に頼め」というが
現役を離れて相談役になると仕事量がガタンと落ちて
「暇」を持て余すようになった。
そんな私だが、「暇」を克服する手段として
このように「エッセー」を書いて充実感を味わう
という風に工夫している。
従って、「暇」なのを見透かされたように
「仕事」が少なくなっている。
この少なくなった状態が「常態」化して
少し「仕事」が入ると大慌てになり
何か「特別」に忙しくなったように感じる。
「忙中有閑」という四字熟語があるが。
逆転して「閑中有忙」の状態に馴染んでしまうと
元のペースに戻すのが大変なのだ。
喩えが不適切かも知れないが
6年前のコロナ禍で「非接触」が叫ばれて
対面することが避けるようになり
強いては「仕事量」も減ったので
定時就業が「当たり前」になった。
この事は価値観の問題だが、
古い人たちは「始業準備」や「終業処理」を
勤務時間外にするのが「当たり前」という風土があったが、
これもタイムレコーダーを刻印してから「始業準備」に入り
「終業処理」が終わってから刻印する風土になった。
確かに「労働生産性」を高めることが急務の課題だが
例えば、AIやICTなどを導入すると
仕事を無くす人が出るのだが
「ノーワーク、ノーペイ」
の大原則を無理矢理適用する訳に行かず
「ノーワーク」でも給与を支払うことになる
つまり「ノーワーク」=「生産ゼロ」の状況でも
雇い続けることになる。
仮に、正社員でなくパートやアルバイトなら
「時給」が基準になるので「労働」に対応できて
シフト体制などで調整できるが
正社員の方にそれを強いると
「ブラック企業」になりかねない。
しかし、現実的には
中小企業の待遇に不満を持ったとして転職するには
相当なスキルが必要なり
さらに組織に馴染む苦労が伴うので
思い切って「社畜」と揶揄されようが我慢する
という事にも頷ける。
ホンマ、中小企業を飛び出して成功する自信があれば
思い切って独立開業することをお薦めするが、
それには借金できる「信用」が伴っていなければ
空回りになって先行き危うい
とリスクを覚悟する必要がある。
かく言う私も34年前に転職を経験したが
前職の働きは同業の中で有名な方であったので
高給で迎えられたが、
見事、役員と担当課長に挟まれて身動きがとれず
手持無沙汰に悩んだ。
翌年、営業になって「行動の自由」を得て
オフコン5台、システム開発1億円
の実績を挙げ、
会社には日本LCAのDIPSを導入して
個人的には船井総研の客員経営コンサルタント養成学校に
自費で通って「コンサル術」を学んだ。
翌年、担当した開発が完了するのを待って
資格を活かそうとしたが社内の反対があって
思い切って退職した。
幸い亡き妻が教員だったこともあって
「私が元気なうちに」
と言ってくれ、
そして、前職の退職金と保険やトヨタ労連の基金を頼りに
創業した。
それでも、当初はお客様がなかったので
船井総研で「無茶なことをする人」というレッテルを貼られて
ホンマ、「閑中有忙」ありと言うより「閑」ばかりだった。
しかし、「天は見放さない」というか、
運よく友人から「PL法セミナー」を手伝わないかと声かかり
そのフォローしたお客の中から
ラッキーにも第一号のコンサル契約がとれ
見事に成功して「商品」が出来て
今日に至っている。
船井総研で学んだ同期30人のうち、
今もコンサルタントとして頑張っているのは私一人という状態で
僅か2σの領域だが
ホンマに「ラッキーも実力のうち」であり
笑福亭鶴瓶師匠の「縁・運・つき」の3要素に恵まれた
と今更のようだが「運」を実感している。
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