2026.06.26
エッセイ
「余裕よ」
私は、毎日、喫茶店でモーニングを頂いており、
同じ時間帯の仲間と談笑してから
出社するというスタイルを続けている。
最近は女性陣が多くなって
話題が身近なことが多くなり食事や病気の話が主流になったが
以前は、男性が多く、
しかも、野球ファンが多い時期が長かったのだ。
私は、昔、サード長嶋さんに憧れたが、
今はテレビを見る機会が多くなり、
しかもサンテレビは阪神戦を試合終了まで放送する
という事で阪神タイガースのファンになっている。
しかし、巨人のままの方もおられて、
わざわざ、CS放送を契約して見ておられるのだ。
そして、もう一人は神戸の会社に勤めていた方で、
現役の時は阪神戦が甲子園で開催されると混雑して
よい印象を持っておらず、
ニッチな近鉄時代からのオリックスファンの方がいるのだ。
阪神ファンは私の他にもおられるので、
話題が豊富で、昨晩の試合の結果でボヤいたりしているのだが、
そこに巨人ファンが割り込んでボヤキ合いする感じなのだ。
特に、最近は巨人が弱いのでボヤキが多くなるが、
オリックスファンの方が「余裕よ」と交わすのだ。
この微妙な「余裕よ」の一言が雰囲気を和らげてくれるのだ。
この一言って、私にはない素晴らしいものと思っている。
私は、どうも真正面から考える性格が強く、
いろんな会話で「正論」を吐くことが多いのだが、
別に相手も期待していないこともあるのだ。
つまり、その場限りの戯言でも良いのだが、
それが難しいのだ。
最近、女性客が多くなって、
世間話的な話題が多くなっているが、
この話題の中心になろうとする男性が来るようになった。
皆、年よりなので大声なのだ。
私は、地域の情報には疎いし、
まして、食べ物の話では入っていけないので
大人しく新聞を読んでいる。
他にも週刊誌を読む人やスマホを見ている人もいる。
この男性、誰もが友達と思っているのか
スマホを見ている女性にも声をかけて引き込もうとして
適当にあしらっているにも関わらず
ズケズケと自分の競馬趣味を披露することもあるのだ。
傍目にも迷惑感が漂っているのに、
余程鈍感なのか平気なのだ。
私は「空気を読めない」と言われたことがあるが
雑談では「空気」を読んでいるつもりだ。
時々、意見を求められる時があるが
最近、「さあねぇ」と一先ず呼吸を置くようにしたら、
あまり「正論」で返事する必要もなくなったのだ。
こういうボキャブラリーがもっとあれば、
いろんなケースで楽に会話できるのだが
と我ながら残念に思っているのだ。
そのグループでは
「余裕よ」
は使えないが、
他のグループなどでは使ってみたい。
ちょっと「パクリ」感があるが、
使いなれると自分の言葉になるかも知れない。
ホンマ、「余裕よ」。
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