2026.06.14
エッセイ
「時流適応力相応一番主義」
前々号で「素直プラス発想勉強好き」を紹介して、
私なりの実践法を書いた。
今回は残る
「時流適応力相応一番主義」
をご紹介したい。
まず、「時流適応」だが、
私が創業した平成7年(‘95年)はバブル崩壊後で
「失われた20年」に転じ始めた頃だった。
つまり、バブルの成熟期から衰退期へ転じた頃なので
企業には「夢」を求める勢いが残っていたのだ。
当時はウインドーズ95が発表されて
インターネット元年と言われていろんなアプリが出始めた
という状況だったが、
「情報を制する者が市場を制す」
という言葉も言われていたのだった。
まず、「時流」を読むことが先決課題だったが、
私は「情報を制する者が市場を制す」という言葉に着目して
「情報」がキーになると読んだのだ。
前号でも触れたが
企業なら100%普及のFaxに着目して
しかも「迷惑Fax」という言葉があって、
大手が参入にない領域と読んだのだ。
これは「時流」の逆、
つまり、レトロなFaxを媒体するという事で
世間の関心が薄れる方向
を狙ったのだ。
何故なら「力相応」というキーワードがあり、
インターネット関連では一人では出来ない領域なので
まず、自分一人でも出来る「術」をつくる事にしたのだ。
「Fax通信を始めます」と宣言したら、
友人から「今さらFaxかよ」と揶揄されましたが、
「制作」から「発信」そして「フォロー」(OJT)
と一気通貫に出来ると確信を持ち迷わなかったのだ。
そして、第1号のお客様で
僅か半年で初年度16億円から20億円にアップ
という成果を出すことが出来て
さらに「確信」を深めて
セミナー展開して次々とお客様を獲得できたのだった。
つまり、「時流適応」は逆方向だったが
「力相応」に一人で完結できる「術」を得て、
中小の製造卸のニーズにジャストフィットして
例えば、
・手芸用品関連で「除電リング」を200万個を僅か3カ月で完売
・クリーニング関連の卸ではクリーニング店の活性化に貢献
と具体的な成功事例が出たのだ。
そして、ルート販売のお客様では、
「Faxちらし・3段活用マーケティング」
と商品化して
・Fax送信後のレスポンス客(イノベータ層)のクロージング
・Faxに関心を持ったが動かないアーリーアダプター層へのアプローチ
・近隣のお客様への新規開拓
という手法に発展したのだった。
特に、新規開拓で展開して「ねじ卸」業では、
送信リストに従って営業事務の方がテレフォローして「見込客」を発掘して
その情報で営業がクロージング活動して新規客を数多く獲得
という成果を出したのだ。
このお客様は「これで満足」とFaxマーケティングを中止して
弊社が始めたHPへシフトしたのだった。
HPからのレスポンスは今でも月10件ほどあるという状況で
順調に展開されているのだ。
まぁ、うまく行った事ばかりではないが、
多くのお客様で喜ばれたのは事実だった。
船井先生は「時流適応力相応一番主義」とおっしゃっているが、
そういう意味では
「力相応」な分野で「一番」
であったかも知れないのだ。
少し脱線するが、
当時、「鄙の論理」という岩國哲人さんの著書があったが、
何も時流の中央ばかりではなく、周辺に目を転じれば
「力相応一番」
を発揮できる分野があるのだ。
実際、今、弊社にAccessの技術者がいて、
お客様の困りごとをシステム化(RPA)して、
ニッチな分野で貢献しているのも同じ原理で、
別に会社として伸ばす分野としているのではないが、
ニッチなニーズがまだまだ健在しているのも事実なのだ。
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