2026.05.24
エッセイ
「五百円札」
誰もが迂闊な時の経験があると思う。
特に思い込みが強いと信じられないミスをする時がある。
例えば、約束事も手帳に期日を書いているが、
勝手に思い込んで1日前に電話することがあった。
この時は、お客様が
「今日は事前打ち合わせですか」
と聞いてくれたのでミスに気付き
運よく難なく対応することができたが、
内心、冷や汗ものだった。
また、プロ野球中継だが、
私はBSや専門チャンネルの契約していないので
地上波が頼りだが、
思い込みで民放がやっていないと諦めるが
それでNHKで放送していたという経験もある。
確かに、毎朝、新聞の番組欄もチェックしているが、
民放ばかりで余りNHKの番組表を見ることがない。
ホンマ、おどろき桃ノ木になることもある。
まぁ、ビジネスで大きな迂闊はなかったが、
身の回りには多々あるのだ。
2020年にコロナ禍が始まって「非接触」が謳われて
いろんな会合や訪問するも自粛なったが、
老人会も同じく自粛となった。
しかし、自宅に籠もり勝ちになるのは運動不足でダメなので、
有志の方々と喫茶店を借り切って継続しようとしたが、
肝腎の喫茶店が廃業して場所がなくなったのだ。
有志の中から空いている部屋を借りようという声も出たが、
月に約5万円の費用の工面ができなかったので、
ハタと困ったのだった。
3月の3連休を前に事務所のレイアウトを変更すれば、
会合をもてるスペースが出来るとヒラメキ、
早速、三男と二人でレイアウト変更したのだ。
今まで中央に島をつくって対面で仕事するレイアウトだったが、
これを両壁面に向かって仕事するようにすれば、
真ん中に適当な空間ができたのだ。
そこに、普段は4人掛けだが、両肘を拡げると6人掛けになる
作業テーブルを購入して設置したのだ。
この作業テーブルは、普段、ミーティングに使っており
前よりもコミュニケーションがよくなった。
そして、椅子を8脚購入して、
応接テーブルに4つ、作業テーブルに4つ
という配置にしたのだ。
この時の秋から、この作業テーブルを利用して
土日に老人会の茶話会を開くようにしたのだ。
毎回、コーヒーなどの飲み物と茶菓子を出して
会費300円としたので、
大変喜ばれた。
毎回、6~7人参加して、
2時から4時半まで会話とゲームで
アッという間に終わる楽しさで喜ばれている。
しかし、最近、驚くことが起こったのだ。
それは、この会はもう6年になるが、
皆さんの持参する金種は
百円玉、五百円玉、千円札
のいずれかだったので
ホンマに、そう思い込んでいたのだ。
ところが、最近、会が終わって集金を見ると
五百円札が交じっており
ホンマにビックリしたのだ。
もう、誰から頂いたものか分かりようがないので
ホンマ、マジマジとお札を見て
「あ~あ、やっちゃった!」
と漏らすだけだった。
この時は6人だったので1800円だが、
本来、釣銭を700円ポケットから出しているので、
2500円ある心算だった。
確かに、札2枚と500円玉1個があるのだが、
札の1枚が500円と書いてあったのだ。
つまり、私が500円身銭を切った勘定になった。
まぁ、目くじら立てるほどでもないので、
「明日もあるさ」
と諦めたのだった。
それにしても五百円札を手にしたのは記憶がない程だが、
それも新札に近い状況で手元にしたのだ。
息子に話すと
「希少価値が出るかもしれないから残しておいたら」
と言ったが、
そんな趣味を持っていないので、
朝の喫茶店モーニング仲間に見せながら
モーニング代に使うことにしたのだった。
ホンマ、迂闊というより想定外な出来事なので、
思い込みの恐ろしさが身に沁みた出来事だったが、
500円の損は何かの難を逃れたと思えば、
安く済んだかも知れないと思ったのだった。
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