2026.05.17
エッセイ
「求めない」
加島祥造先生の「求めない」という詩集がある。
「求めない」と「何かが変わる」
これって、ホンマに気付くようになって来た。
若い頃は欲しい物ばかりだった。
例えば、4チャンネルのステレオにドルビーのエコー付きや
自動車も100馬力に憧れた。
働くようになって、一つずつ手に入るようになった。
そして、今や喜寿を迎える年になって、
欲しいものがなくなって来た。
食べる物もSNSでいろんなお店が紹介されるが、
飛びついて食べに行こうとは思わなくなった。
「枯れる」というが、
後期高齢者になっているので体力的にも無理が効かない
という現実に直面している。
こうなると「夢」が変わってくる。
「百歳現役」という言葉に憧れて
90才以上で矍鑠とされている先輩の姿をモデルにするが、
周囲では病気のオンパレード。
こういう私も、3年前に「大動脈瘤」の手術で人工血管になり、
最近では、腎臓内科の世話になって投薬を受けている。
お蔭様で日常生活では不自由を感じていないが、
歩く速度が衰えるなどフレイル対策が重要になっている。
つまり、「百歳現役」の「夢」実現の為に
日常生活でアンチエイジングを実践しようと頑張っている。
例えば、「歩く」ということでも
手を振って、歩幅を5センチ伸ばすように意識しながら
インタバール歩行を心がけている。
ほぼ毎日、自宅と事務所を2往復して約3kmを歩き、
食材の調達で自転車に乗って約1.3kmを走行している。
お蔭様で少しずつ歩く速度も上がってきたと感じでいる。
それでも、街に出ると若い人にサッと追い抜かれるのが現実。
つまり、少しでも健康に生きたいのだ。
「求めない」という大前提から「求める」ものが変わり、
日常の衣食住でも
まず、衣では新しいカッコ良さより着易さを求め
食では美味しいものよりも小食で消化がよい和食系がよくなり
住では少々金がかかってもエアコンを入れる
という具合に変ってきた。
そう言えば、民放よりもNHKを見る機会が多くなり
ざわざわした娯楽よりもシッカリとした落ち着き
と変わって来た。
「大河ドラマ」や「大相撲」そして「大リーグ中継」などで
視聴料が安いと感じるようになった。
「求めない」と「何かが変わる」と言うが、
こんな風に自分が変わっている。
「百歳現役」が「夢」だが、
長生きよりも毎日の健康が大切だ
と実感するようになった。
ホンマ、当たり前と思っていた「健康」が
当たり前では衰えるばかりで生活の質が下がるばかりなので
「質」を下げないように努力している。
知り合いの方々はプールやジムに通っておられるが、
私は幸いにも事務所があるので、
毎日、2往復することを基本として努力している。
「凡事徹底」を貫けば「凡事一流」と呼ばれるようになるは
広島の故木原先生の教えだが、
「健康」を維持して「楽しい人生」を過ごす
というシンプルな希望を実現したい。
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