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2026.05.16

エッセイ

「期日前返済」

「期日前返済」

 

試験勉強を直前になって徹夜した経験がありせんか?

 

つまり、「試験日」は決まっているのに、

普段から勉強すれば良いと分かっていても間際にならないと動かない

という状況なのです。

 

私はこのタイプでした。

 

このように動かせない「期日」は日常生活でも多々あります。

 

例えば、銀行などの引き落とし日も動かせないものです。

 

「期日」に引き落としが出来なければ「信用」がなくなるので、

通常は早めに入金しておきますが、

口座の種類によっては貸し越しで引き落とし出来るものがあります。

 

こうなると「借金」なので利息を払うことになりますが、

逆に預入期間があると利息がつくのです。

 

利息を払うか貰うかの差は大きな違いです。

 

改善の用語では「うっかり者」と「慌て者」と表現しますが、

「うっかり者」は「期日」を守れなかった状態であり

「慌て者」は「期日」の前に実行する状態

ということです。

 

仮に、ライン生産だとすると

「うっかり者」の工程があると前後の工程に迷惑をかけ

「慌て者」の工程は次工程にワークを送れないので「待つ」

という状況になるのです。

 

改善の先生は

「ラインがピーンと張っている状況がよい」

と言って、

各工程の作業を決まった時間で出来るように標準作業をつくる

と教えてくださいました。

 

このことは、製造現場だけではなく、日常生活でも言えるのです。

 

私の勤務した会社の福井社長は「期日前返済」とおっしゃって、

何事も「期日」より前に終わるように教えてくださいました。

 

例えば、レポートを書くにしても

「期日」ギリギリ状態では、レポートに不備があっても修正できない

という困った事態になるので、

「少しでも早く提出しろ」と躾けてくださいました。

 

「段取8割」と言いますが、

レポートでも概要を掴めておれば、サッと8割がた作成できる

というものです。

 

従って、自分が理解する内容を早く社長に返して、

社長との「齟齬」をなくす時間をつくれるのです。

 

この習慣が身についているので、

現在もお客様への仕事で「期日前返済」を心掛けています。

 

例えば、金融機関への経営報告を書く場合も、

ともかく、要点を列挙してから、順位を決めて書くようにしており

私の順位とお客様の順位との差をチェックできるようにしています。

 

「早いのが取り柄です」と言って、

報告書を提出しますが、

多くの場合、外れがないようで

修正を言われたことはありません。

 

そればかりか、金融機関からも評価が高くなって、

融資の話を持ち掛けてくる

という状況になっています。

 

このように「期日前返済」を心掛けていますが、

ローンのように毎月同じ額を引き落とす場合でも

1カ月前に入金しておくと

その金額で利息がついて来るので

少額ですが「小遣い」を稼いだ経験もありました。

 

ちょっとした「差」ですが、

仕事に余裕が持てるようになるので、

これからも「期日前返済」を心掛けたいと思っています。

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