2026.05.13
エッセイ
「プロの矜持」
一般的に「誇りを持て」と言うが、
これにも「矜持」と「プライド」の2つの側面がある
と言われている。
AIで調べると
どちらも「自尊心」「誇り」だが、
矜持は「内向きの静かな芯」、
プライドは「外向きの見られ方を意識した気持ち」
というイメージです
と返ってきた。
よく「プロの矜持」と言いますが、これもAIでは
専門性と倫理観に裏打ちされた内面的な誇りと信念を保ち、
状況に流されず自らを律して最善の仕事を貫こうとする姿勢を指します。
単なるプライドではなく、
他者への誠実さや節度を伴うプロフェッショナリズムの核心です。
と返ってきた。
しかし、現実的には「プロの矜持」もいろいろであり、
専門分野に特化したプロが多い
という現実がある。
実は、SEと呼ばれる方は
技術としての誇りがあるが、
アプリとしての実務的な常識に欠ける
という方が多いのも事実だ。
この方々の「矜持」では、
自分が経験不足なことは
お客様が指摘しなかったから対応しなかった
という風な論理が働くことがあるのだ。
例えば、最近、話題になっている
食料品の税率をゼロにするのに1年かかる
という事があるが、
本来、ゼロ以外なら即対応できるのなら、
ゼロも想定しておけよ
と思うのが一般的な見方と思う。
ホンマ、消費税をゼロにするという公約に対して
財務省の片棒を担いでいるようにしか思えない。
マスコミも「プロの矜持」を持っているなら、
この問題をワイドショーのネタにするだけでなく
マスコミとして調査して
ゼロに対応できない業者を洗い出せよ
と言いたくなる。
勿論、システム会社の「プロの矜持」も問われる。
心ある会社なら、密かに
この問題に対応する修正用のソフトを完成させている
というのが本来であり、
この修正ソフトを適応する時間が必要だが、
いつのタイミングでもOKなように事前対応するのが
「プロの矜持」ではないか
と思うのだ。
この消費税ゼロ論議で
システム会社の矜持と共にマスコミの矜持
の両面で問われると思うのだ。
システム開発の場合、
お客様を担当する営業員がいて
お客様が要求する機能を聞いて設計するSEがいて
その仕様書に基づいてプログラミングする人がいて
出来たソフトを稼働確認する人
最終的に納品を決断する人
と何段階にも分かれる。
それぞれの持ち分で専門性を発揮しても
出来たソフトの応用性が担保されないと
時代の変化に追随できない
という事態になる。
つまり、各層の専門性を集めても
世の中の常識から外れるという「怪」が潜んでいる
という状況だ。
この「怪」をおもしろおかしく取り上げる
ワイドショーの矜持も「怪」
なのだ。
この「怪」を「想定外」というのでは
ホンマに「プロ」なのか
と問いたいと思う。
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