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2026.05.12

栩野正喜の勁草塾

「些事優先」

誰にでも「あとで・・」と思うことがありますが、

その「あとで・・」を失念してトラブルを起こす方がおられました。

 

この方はIBM系のソフト開発会社の営業を担当しておられ

気さくな感じの方なのですが、

時々、会議で「失念しました」と詫びていました。

 

聞くと「電話しておけば、済んだ」というケースもあり、

今ならメールで用件を送っておけば済むような話でした。

 

いろいろと仕事を抱えており

「忙しそう」に動いておられるのだが、

その割には成果が伴わない方でした。

 

一般的に、佐賀藩の藩書「葉隠れ」に「些事優先」が書かれており、

何かアクション(電話やメールなど)すれば済むようなことを優先せよ

と言っています。

 

仕事を分析すると

このような些事が大部分を占め

大事の事は僅か

ということになります。

 

To-Doリストを作成する迄もない些事を疎かにすることを回避するには

着席時に、まず些事を片付ける習慣を身につけることがポイントです。

 

よく「ボールを投げる」と表現しますが、

「ボール」の投げ方に工夫が必要だと思います。

 

確かに、電話なら相手の状況を気遣うケースもありますが、

メールなら概要だけでも伝えることが可能であり、

しかも、数日後に結果が来ない場合、

電話をかけることも可能です。

 

そういう私も「あとで・・」というタイプですが、

朝、着席した際に、些事を一覧して即行動を移すようにしたら

本業の仕事に集中できるようになったのです。

 

今やコミュニケーション手段が発達しているので

「情報」として発信しておけば、

相手が都合に合わせて解決してくれる

という時代だと再確認しています。

 

この「些事優先」は仕事ばかりではないですね。

 

私はこのGWの期間中、

食器の後片付けを即するように心掛けましたが、

実際に仕事が始まると疲れもあり、

また、テレビで野球観戦があったりして

「あとで・・」が始まりました。

 

食器の汚れは時間が経過すると落ちにくくなるので、

シンクに水切りを置いて、その中で軽く水洗いをしておく

という習慣を身につけようとしました。

 

しかし、この習慣で水洗いするなら

洗剤で洗おうという気持ちが起こり、

結局、あと5分くらいで完了する

と体験的に分かりました。

 

5分10分の短い時間で解決するのです。

 

「寸暇を惜しむな」と言いますが、

「些事」の時間を習慣化すると

「大事」のことに専念できるので

「万事、結果よし」になります。

 

ホンマ、「些事優先」の視点でチェックされると良いと思います。

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