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2026.04.22

栩野正喜の勁草塾

着手小局

仕事の進め方に「着眼大局、着手小局」があります。

 

例えば、個人的な例を挙げると

自宅マンションは築42年になり経年劣化が進んで

漏水事故が増えているので

配管のやり直しが共通の課題になっています。

 

5年程の前に話題になり、

当時の理事会も業者を呼んで見積を取ったようですが、

業者は共有部の漏水よりも専有部(各戸)の給湯管からが多い

と言って大きく提案した

と聞いています。

 

これでは各戸の事情の相違もあって話題が消滅したそうです。

 

確かに、既に漏水した部屋は保険で配管工事を済ませており、

新しく買った方はリフォーム業者が配管をやり替えているのです。

 

「着眼大局」は誰もが賛同しますが、

いざ個別になると事情の相違があって難問化したのです。

 

理事会は各階の個別輪番制で、今年理事に当たったので

私は今まで理事長をしていなかったので理事長を引き受け、

当初から再度問題提起したのです。

 

今回も専門業者を呼び、

前回と同じような説明をしたので難問化しそうになったのです。

 

そこで、これでは「まずい」と判断して、

共有部の排水管の状況調査から始めることにしたのです。

 

11階建てをタテ方向に流す配管なので、

経年劣化してヘドロが付着していても流れるには問題がないが

各戸から接続部の状況は危ういという懸念があるのです。

 

この状況をカメラでチェックして頂く見積をとる事にしたのです。

 

これ自体は必要な事なので賛成を得ることができました。

 

検査結果はこれからですが業者は

「今すぐにやらねばならない状況ではないが、

数年のうちに漏水の危険性があると判断できるのではないか」

という話になっています。

 

この「数年のうちに」という言葉がキーだと思います。

 

築42年なので当初からの居住者は私のように高齢者になっていますが、

「数年のうちに」なら漏水事故が我が身に降りかかると思えるのです。

 

そして、共用部の配管をやり直すと専有部との再接続工事になるので、

その際に、希望者の専有部の工事を行なう機会が生まれるのです。

 

私自身は満76才ですが、「百歳現役」を目指しているので、

その際に自室の配管をやり直したいと思っています。

 

多分、他の方々も同じ考え方だと思いますが、

「隗より始めよ」で私が先陣を切って「同調圧力」の仲間づくりをして、

多くの共用部工事になれば良いなと思っています。

 

「着眼大局」はマンション各戸の排水管工事をすることですが、

そのままでは課題が多いので

「着手小局」で共用部の状況を診断して工事計画を立てる

という手順から始めたのです。

 

まだ、結果は何もないですが「小さく動き始める」ことで「流れ」を創り、

「隗より始めよ」で事例を作って賛同者を増やして「勢い」をつけて

「集団圧力」を高めて目的を達成に近づけようという戦略です。

 

ホンマ、動かないと何も始まらないと実感しています。

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