2026.04.22
エッセイ
「道」という字
そろそろGWが近づき、若い人たちが
「五月病」
を発症する時期がやって来ます。
そう言えば、入社日に退職した人がいたと聞きますが、
「なんぼなんでもなぁ」
と思うような現実があります。
昔から「働く」ということは
「人」が「動」いて「傍」(はた)を「楽」にすること
と教えられましたが、
今の人たちは大事に育てられたのか
自分のやりたいこと(趣味?)に合わねば、
我慢して「合わそう」と努力しないようです。
個人的には「やりたいこと」を大切にするのは大賛成ですが、
私は「コンピュータをやりたい」と言って就職したが、
当時は第1次オイルショックの不景気で
コンピュータどころの騒ぎではなかったので
自己申告に書いたら上司に「Too-Hot」と書かれたが、
それにもめげずに書き続けたので、社長が
「これならポケットマネーで買ってやる」
とIBMの世界初のオフコンを買って下さった経験があるので
言い続けて「出る杭」になれよと思います。
そして、今、後期高齢者になって人生を振り返ると
「道」
という字を思い出します。
相田みつをさんは
「歩くから道になる 歩かなければ草が生える」
と書にしたためておられますが、
自分が「歩く」ということが大切と思います。
私のように「やりたいこと」を優先するなら、
就職時にハッキリと伝えておくことが重要です。
例えば、スケールが違いますが、
大谷選手は高校時代から図抜けていて大リーグ志向を宣言したが、
日本ハムの栗山監督たちは敢えてドラフト指名して、
育成計画を示して入団させて、
しかも、日本ハム大学構想で二刀流を実現させた
とNHKスペシャルプロジェクト‘X’で紹介されていました。
私の場合は、「コンピュータをやりたい」と言って就職したが
まず、社長室に配属されていろんなことを担当して、
その質を上げるように育成して下さいました。
しかし、そういう私も事情があって「燃え尽き症候群」になり、
「社長はクルマの道、私はシステムの道を歩みたい」
という主旨の辞表を出して左遷を拒否して関連会社に転職しました。
その転職先にナンバー2のポジションで迎えられたのですが、
役員と担当課長に挟まれた状況で「自由」を奪われて何も出来ず、
翌年、営業に転じて実績を挙げて「自由」を勝ち取り、
自費で船井総研客員経営コンサルタント養成学校に学びました。
この頃に、昼食で立ち寄ったレストランで、
偶然、向かい側に座った方から
「道という字は「首」と「シンニュウ」で出来ていて、
首を賭けて「点」を目指して九十九折の坂道を登ることだ」
と教わったのです。
確か名刺を頂いたのですが、今は自民党員とだけ覚えています。
「点」は勿論「夢」であり、
「シンニュウ」は長い下積みがあって、
ある時、目標(点)を得て九十九折の坂道を登る
ということです。
つまり、「夢」に向かって下積みがあって「時」が来るという事です。
芸人の世界でも親の七光りで脚光を浴びた方の多くは、
下積みがないので「挫折」しやすいと聞いています。
やはり、誰でも「下積み」の経験が重要ですが、
その「夢」がハッキリしておれば、
下積みの苦労に耐えることで「実績」を積み
「信用」や「信頼」を得てチャンスが回って来る
という構図になると言えます。
しかしながら、大谷選手が極稀な存在なように、
同じように大リーグを目指しても道半ばで挫折する人が多い
というのも現実としてあります。
大多数は「一隅を照らす」の教えのように、
与えられた環境の中で必要な人として生きて行く
ということが大切です。
私は、相談役になり、
直接お客様と接する機会がなくなりましたが、
このエッセーのように記事を書くことで、
「一隅を照らす」
存在になれば本望と思い、
これからの「道」として歩んで行きます。
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