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2026.04.15

エッセイ

「学ぶ」という事

「学ぶ」という事

 

よく言われるのが「学ぶ」は「真似ぶ」という話。

 

例えば、芸事では「守破離」が言われますが、

「守」は文字通り師匠に指導されたことを身につける事で

「破」は十分に身についたら少し自分流を始める事

そして、「離」として「自分流」として極める

という風なことであります。

 

よく「盗め」と言いますが、

憧れの人たちのやり方から自分流を編み出す

という話です。

 

例えば、黎明期のトヨタでは外車を買って解体して、

材料の配合や切削の具合などを調べたと言われています。

 

これは積極的な「真似ぶ」という事例です。

 

私は学校教育の「真似ぶ」は「理解」する事から始まると考えています。

 

平成6年に船井総研客員経営コンサルタント養成学校に通いましたが、

同期の方々は「何も教えてくれない」とボヤいて、

途中で止める人もいました。

 

講師の宮内先生(当時)は

「一番商品」づくりと言って過去の出来事を棚卸させて、

その中から見つけようとされていました。

 

「一番商品」はUSP(Unique Selling Proposition)戦略と同じで、

自分独自の指導法を発見することでした。

 

当然、「理論」よりも「やってみせ」の「技術」が重要なので、

「技」をもっている人は早くセミナーを開催したり、

船井総研の一分野として下請け的に活躍された方が出ました。

 

しかし、私の棚卸はシステム分野が多かったので、

なかなか、ユニークな分野が見い出せなかったのです。

 

しかし、一応「資格」を授与されて卒業したのですが、

「真似ぶ」というレベルで、フォロー活動として

船井総研のコンサル現場に同行させて頂きました。

 

そこは家具の商社で、

営業の方が自社商品を家具店に卸して展示場所を確保し

協同ちらしに家具店の名前を刷り込む方式でした。

 

当然、新規商品も当たり外れがあり、現場の声を収集して、

それを家具メーカーにフィードバックしていました。

 

つまり、家具の分野でメーカーと販売店の間に入って、

商品を企画販売するファブレスメーカー的な活動だったのです。

 

この現場から私は製造卸がビジネスのチャンスと浮かんだのです。

 

しかし、ヒントを得たが「一番商品」は影も形もなかったですが、

勤務していた会社環境の変化で見切りをつけて現会社を創業したのです。

 

驚いた船井総研の方から「無謀な人」と言われましたが、

運よく友人から「PL法セミナーを手伝わないか」と声がかかり、

そのフォロー活動から第1号のお客様が誕生したのです。

 

左官業関連の機械を製造販売する会社で、

丁度、家具で学んだ形態と同じだったので、

「共同ちらし」を思い浮かべ

企業なら100%普及しているFaxで情報を流す提案をしたのです。

 

確かに、営業の方々は情報を持ってお客様を回るのですが、

実際は納品主体のルート営業だったので、

情報へのレスポンスが非常に悪かったのです。

 

私は、お客様のニーズに見合うシーズのヒントを得ていたので、

地方の販売店に「Faxちらし」で情報を案内する方式と

さらにダイレクトに左官業に情報を流し、

最寄りの販売店から購入して頂く方式(後工程引き)

の2つを提案したのです。

 

問題はシーズの「Faxちらし」をつくる技術がなかったので、

まず、自社で「AMIコンサルティング Hot&Fresh情報通信」を始めて

Fax一斉送信のやり方や紙面構成のひな型を得たのです。

 

実際にはB4の方眼紙に、ワープロで書いた部品をレイアウトして

それに「社長メッセージ」を加えるようにしたのです。

 

確かに、Faxで情報発信する事例は沢山あるのですが、

「社長メッセージ」を記載したものは他になかったのです。

 

効果は抜群で

運良く僅か半年で年商16億円から20億円に大躍進して

お客様は決算賞与と海外旅行を実施された上に、

ある日、地方のお葬式に参列された社長様が

「永らくご無沙汰しています」

と挨拶したら、

「あなたが業界の為に頑張っていることを理解している」

と異口同音に言われたと違ったメリットを話されました。

 

私にとって最高の経験を第1号のお客様で得ることが出来ました。

 

この「真似ぶ」から「Faxマーケティング」の実績が出来て、

セミナーを開催してお客様を開拓するようになり、

その中から「3段活用」を指導の軸にするオリジナルが出来たのです。

 

「情報」を一斉送信すると

まず、イノベーター層(2.5%)のレスポンスがあり、

テレフォローするとアーリーアダプター層(13.5%)の反応が出る

という事が経験的に実証できて、

さらに、営業の方が「ちらし」を持ってクロージングするOJTを指導

という3段活用でした。

 

これは大手のコンサル会社も手を出さない領域であり、

当時、インターネット元年と言われたように多くの眼がそちらを向いて

友人から「今さらFaxかよ」と揶揄されましたが、

私にとって自分で出来るUSPだったのです。

 

この成功体験で「真似ぶ」(守)から「コツ」(破)を得て

「自分流」(離)になって今日に至っています。

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