2021.05.20 近代中小企業 「頼まれ事」=「試され事」 昨日、中小企業家同友会の合同例会がZOOMであった。 報告者は(株)三興ポンプの原口社長。 4代目社長の苦労話の中に ・経営指針書は書いてもうまく行かない ・ポンプは装置産業の心臓だから使命は高い ・人身事故 などを話された。 その中で「頼まれ事」=「試され事」という言葉が心に光りました。 同友会活動の世話をされた時に先輩から教わったそうです。 しかし、ビジネスはリピート商品だけでは発展せず、お客様の「こんなん」という一言から発展の芽が出る場合が多いのです。 無茶に思える「こんなん」を受容して「必死のパッチ」とおっしゃっていましたが、無心になって努力すると新しい道が切り拓かれるのです。 「創発進化」とも言いますが、思いがけない事から発展する事が多いのです。 テーブル討論のテーマは「存在意義とは」。 観念的で難しいテーマだが、原口さんの「頼まれ事は試され事」が答えの一つと思うのです。 「頼まれる」という事がない存在感は非常に淋しいですね。 頼まれて応えた事で信用が大きくなるのです。 私は、「信用」=Σ(実績)と公式化していますが、「実績」にも「リピート」と「新規」があるのです。 「リピート」は天地自然の理で必ず縮小するので、 「新規」の実績が増えないと先細りになるのです。 ビジネスも個人的な人間関係も同じ。 「頼まれ事は試され事」を肝に銘じたいです。